前回の連射コントローラー化に引き続き、今度はCombo機能を使って、コントローラーに簡易マクロを登録していみます。

Combo機能を使うことにより、1ボタンで複数の動作を順番に動かすことができます。
例えば、下ボタン → 0.3秒待ち → Aボタン → 0.3秒待ち → Aボタンのようなことを1ボタンで行うことができます。実質、人間では行うことができないような高速な動作も実現できます。
エリートコントローラーの背面パドルが強いのも、この機能があるからと言えるでしょう。
reWASD
以下のサイトで販売されているゲームパッドのマッピングツールです。
定価はフルセットで42ドルですが、定期的にセールをしており、10~16ドルくらいで買うことができます。
簡易マクロを実装してみる
今回は、コマンドゲームの操作簡略化をしてみます。
ゲームパッドのキーを1つ押しただけで、カーソルを動かして、決定キーを入力する動作を作成します。
まず、キーを設定したいボタンを選択します。
今回は、エリートコントローラーの背面パドルで行います。
設定画面の一番下のKey Comboを選択しましょう。
設定画面が表示されます。
左上の赤い●ボタンを押せば、録画のようにキーを登録できるのですが、今回は手動で登録したいと思います。
十字キーでカーソルを下に移動する動作を登録します。
下図の赤い囲み部分のカーソル下を選択します。今回は、2回カーソルを下に移動させるので、2回押します。
下図のように、Down↓ Down↑を1セットに、2つ登録できたことを確認できます。
登録したコマンドは、ドラッグして移動させることができます。
同時押ししたい場合などは、↓ と ↑の間に違うキーを入れれば、実現することができます。
上記の図の設定では、下ボタンを2回押すわけですが、その間隔は10ミリ秒になります。
図の右上にある「Delay between keys」の値ですね。
あまり高速に押しすぎるとゲーム側が認識できないので、適切な値に修正しましょう。
次に決定キーを押す動作を登録します。XboxコントローラーではBボタンが決定キーなので、Bを登録します。
やり方は、十字キーと同じく、Bボタンのアイコンを押すだけです。
十字キーの押した後、少し待ってから、Bボタンを押すように修正します。
Delay between keysでは、等間隔で待ち時間を追加してくれますが、このキーを押す前にもう少し待ち時間がほしいなどあるかと思います。または、Delay between kesyは0にして、1つ1つ待ち時間を指定する場合もあるかと思います。
下図の停止ボタンのアイコンをクリックします。
押すと、一定時間停止のコマンドが追加されます。
これをBボタン↓の左側に持っていき、秒数を指定しましょう。(デフォルトは500msになってます)
これで、コマンドの登録が完了しました。
以下の図のようになったかと思います。
下カーソル → 10ms待ち → 下カーソル → 210ms待ち → Bボタン の動作がされます。
あとは、設定変更を反映させます。
左上のApplyボタンを押すことで設定を反映させます。
あとは、設定したボタンを押して、目的の動作が行われるか確認してみましょう。
登録したキーを削除したい場合は、コマンドの上で右クリックをして、Removeを選択することで削除することができます。
下図のボタンを押せば、一括で削除することもできます。
ゲーム以外での活用方法
今回は、ゲームでのコマンド簡略化として使いましたが、色々なことで使うことができます。
設定画面を見て気づかれてるかと思いますが、キーボードのキーも設定可能です。
例えば、Ctrl+Cでコピーするなど、ショートカットキーを多く使うプログラムの左手用デバイス(私は左利きなので右手用ですが)として使うなどもできます。
まとめ
今回は、簡易マクロの、Combo機能についてご紹介しました。
単純な操作を何度も行うゲームでは、これを使うことで非常に快適になります。
特定のキーを順番に一定間隔で押す必要があるゲーム、複雑なコマンド操作が必要なゲームなど、色々使用用途が思い浮かびそうですね。