iPhone11からWiFiの新規格「WiFi6 (IEEE802.11ax)」に対応し、各社対応ルーターを発売開始しました。
どのメーカーも、まだ値段が高く1万5000~のものばかりなのですが、TP-Link社は何と1万前後で買えるエントリーモデルを発売しました。
今回は、Archer AX50を購入しましたので、早速レビューしてきたいと思います。
Archer AX50
Wifi6対応の2402Mbps(5GHz)、574Mbps(2.4GHz)の高速のルーターです。
設定は専用のスマートフォンアプリで行うことができるので、PCから初期IPアドレスを入力してログインして・・・と言った従来のルーターに比べて楽に設定することができます。
気になる速度については、次項で紹介していきたいと思います。
気になる回線速度は?
Wifi6ルーターということで、ここが気になってる方がほとんどかと思います。
今回、回線速度は、speedtestさんのホームページを利用させていただきました。
まずは、現状の調査から行いました。
有線での回線速度を調べたところ、下り94.76Mbps 上り94.68Mbpsでした。
プロパイダ契約的には100Mbpsがベストエフォートのため、そこそこの速度は出ているようです。
ではまず、バッファロー製の無線LANルーター「WHR-G301」を使って無線LANの速度を計測してみました。
ルーターの近くで測定したにも関わらず、下り22.1Mbps 上り17.5Mbpsと11nの速度の限界が見えました。
次に、現在使っている11acのNECのルーターで調べてみたところ、下り81.4Mbps 上り84.4Mbpsでした。
私の家では1階にルーターを置き、自室が2階にあるため、2階でも測定してみたところ、下り34.4Mbps 上り28.0Mbpsと、だいぶ速度が落ちる結果となりました。
さて、気になるArcher AX50の結果です。
近場で下り93.4Mbps 上り87.3Mbpsが出ました。下りに関して言えば、有線と互角レベルです。
2階での測定もしてみたところ、下り80.1Mbps 上り62.6Mbpsで高い数値が出ました。
測定時間により多少の前後はありますが、交換前よりはパフォーマンスが出てることはわかりました。
ただし、自宅の回線が100Mbpsまでのため、劇的な改善は見込めませんでした。
もっと高速な回線の方でれば、もう少し変化を感じられるかもしれません。
まとめ
11ac対応ルーターに比べ、速度向上は見受けられたが、劇的な速度アップはなかった。
Wifi6の速度を実感したいのであれば、高速なインターネット回線が必要となる。(100Mbps程度あれば11acで充分)